先日受講した「情報解釈力を鍛える」のスクーリングの感想です。講師は陶山先生でした。
- データと情報の違いについて
- 事実と言説の違いについて
- 統計の扱い方について
- 帰納の場合は統計・グラフで裏付けした方が説得力がある。
「考える力をつける」の内容を一歩進めた形の授業でした。授業は教科書通りに進行します。先生は雑談の内容と教えている内容に整合性があり、理論と実践が結び付いている感じがします。よい先生でした。
ただ、全体を見ると授業についていけていない方も多かったと思います。言葉の定義について、執心している方もいらっしゃいました。これは演繹と帰納をうまく整理できていなかったり、とらえどころのない用語の落とし所がうまくできていない為だと思います。受講する前提として「考える力をつける」は学習しておく必要性は感じます。
健康食品とか非科学とかは簡単に信じてしまう人がいるけど、エビデンスも無いのに簡単に信じてしまうのはどうなんだろうと考えた。あれもある意味で言説なんだろうけど、「多くの方が効果を実感しています。」はプラセボだし、統計でもなんでも無いわけだし、よくわからないなあと感じた。